ありがとう!”Music inn”

 大阪、梅田にある中古レコードショップ”Music inn / ミュージック・イン”が5月5日で閉店しました。アナログ・レコード中心の品揃えで、私は10年くらい?前からお世話になっていました。王道のUS/UK Rock、SOULはもちろん、Folk、SSW、SWAMPなどの品揃えがいいこともあり、店を訪れては探していた盤を見つけて”ドキドキ”しながら購入していました。

 写真の3枚は『Bruce Cockburn』『Jerry Jeff Walker』『Tom Akstens』のアルバムで、これまでに当店で手に入れたものです。今はこういう音楽は主流ではないのかもしれませんが、飾りがない分”心に染みるいい音楽”だと思っています。歌とアコースティック・ギターを中心にしたシンプルなことが、逆に今でも古さを感じさせず聴くことができます。歌心というか、サウンドが心に響きます。

 3枚の中でも『Tom Akstens / Original & Traditional Music』は本当に素晴らしいアルバムだと思います。内容はもちろん、TAKOMAのレコード・レーベルのデザインの良さもあって、アナログ盤で持っていたいアルバムです。CDでは80年録音のボーナス・トラックを追加した25周年記念盤として日本で再発されています。

 アナログの良さはジャケットもですが、私は盤のレーベルだと思っています。各レーベルの特徴が出ていていいですね。

 先日、店で閉店前に最後のレコード掘りをしてきました。数枚購入し、店とのお別れをしました。新型コロナウイルス感染拡大の影響があったのでしょうか?

 たくさん買って、家まで持って帰るのに肩が痛くなって困ったことなどもいい思い出です。長く付き合ってきたお店がなくなってしまうのは寂しい限りです。本当に。

 店の思い出は、手に入れた音楽と共に残ります。ありがとう、Music inn !

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ライブ・ビデオは苦手です

 今でもCDやレコードは結構な量を購入していますが、音楽ソフト(DVD・Blu-ray)はそれほどではありません。なぜかというと、映像が苦手だからです。映画はそうでもないのですが、音楽のライブ・ビデオとかは最初から最後まで見続けるのが難しいのです。途中で眠くなって寝てしまったり、途中でまだ終わらないかなと思ってしまうこともあります。集中力が最後まで続かないのです。

 コンサートを観に行ったらそんなことはないのですが、音楽ビデオはどうしてもそうなってしまいます。ちゃんとテレビにもAVアンプとスピーカーを接続して鳴らしていますから、オーディオ的にシステムが劣っているという訳ではないですし。

 ビデオの場合、アップ映像もあることでアーティストの動きや演奏方法など、音だけでわからないことがいろいろわかります。ライブなら会場によってはアーティストが米粒になることもよくあるし、テレビの方がステージのスクリーンを見るよりか良く見えますから。

 ビデオの方がアーティストがよく見えていいはずなのですが、画面がある反面、音に対する集中力が減ってしまうのか、生ライブと違って同じ時間・場所を共有していないことによる映像に入り込めないことが原因でしょうか?

 さて、写真の”NIRVANA”の”LIVE AT READING”ですが、CDとDVDがセットになっているものを所有しています。1992年の”レディング・フェスティバル”でのライブをそのままパッケージ化したものです。フェスティバルのトリで出演した時の映像で、カートが病人のふりをして車椅子に乗って登場したことが有名な公演で、そのシーンは映像で見ることができます。

 先に映像を見たのでその時には気が付きませんでしたが、CDで聴くとカートのギターの音がすごく良い音で録られていて、いいのです。この時のバンドはカート、クリス、デイブの3人だけですが、野外フェスでこの音を出しているのはさすがというしかありません。活動期間も短く、不幸な形でバンドが終わってしまったため、バンドは伝説化していますが、これを聴くとやっぱり特別なバンドだったんだなと思わずにいられません。

 今はCDとDVDは別売になっているようです。ライブを通しで収録していますので、映像でたまにあるブツ切れ編集が嫌な方にはオススメです。動いている彼らの姿を見ることができる貴重なアイテムです。

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人間ドックに行きました

 毎年、1月に人間ドックに行っています。

 オプションで大腸ファイバー検査をしていますが、これが結構体にこたえます。胃カメラ(鼻カメラは無理なんです)も苦しいですが、カメラが喉を通るときに例の「おえっ!」ってなるのが苦痛ですね。逆に大腸ファイバーはカメラを入れるよりもそれまでの準備、腸の洗浄のための下剤を飲むことがこたえます。何年もやっているのですが毎回しんどいです。腸の洗浄ということもあるのでしょう、早朝から昼過ぎまで何度もトイレに行くことで脱水症状気味になりますから、体にストレスがかかるのでしょう。検査そのものは人間ドックの最後に行いますが、検査が終わったころにはいつもぐったりしてしまいます。健康維持と病気の早期発見の為にしていますが、体には悪いのではと思ってしまいます。

 検査結果ですが、毎年の健康確認とは言いながら、毎回何か引っかかり精密検査へ、てな具合です。運動を勧められますが時間や場所のこともあり、これがなかなか始められませんしね。

 検査結果はさておき、検査料がオプション検査を入れると相当な金額になるのです。はっきり言って「高い!」です。健康のためとは言いながら懐にはとても悪いです。もう少し安価に検査ができれば、ドックを受ける人も増え、早期発見、早期治療につながるのではと思います。

 さて、気分を切り替えて「人間ドック」にちなんで、下は”Otis Redding / オーティス・レディング”のThe Dock Of The Bay / ドック・オブ・ザ・ベイ”の発売50周年記念復刻7インチ・シングル。ゴールド・ヴァイナルですが写真では分かりませんね。いい曲です、オーティスのボーカルしびれますね。

 

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Donovan / Catch The Wind 秀逸な音盤(その10)

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”Donovan / ドノヴァン”の1stアルバムのUS盤。

 写真が裏焼きになっていたことが有名?なアルバムですね。

 左が右利きStereo盤、右が左利きMono盤。一応右の左利きがミスプリント初盤で、左の右利きが修正後の正しいジャケットになります。

 この頃のイギリスのアーティストのアメリカ盤はイギリス盤と全然違うことが多かったのですが(The Beatlesが有名ですね)、このアルバムはイギリス盤のタイトルが"What's Bin Did And What's Bin Hid"でアメリカ盤はヒット曲の"Catch The Wind"となっていますが、収録曲が本国イギリス盤と同じでジャケットも同じ写真が使われていてデザインがちょっと違うだけになっています。

 この後のアルバムは基本的にイギリス盤とアメリカ盤それぞれ違う形でアルバムが発売されていきます。タイトルは同じでジャケットと内容が違うとか、どちらかしか発売されていないや両方同じ物が発売とかあります。1972年の”Cosmic Wheels / コズミック・ホイール”からは英米同じアルバムがリリースになります。ちなみに日本オンリーのライブ盤もありますが、未だにCD化されていません。

 ”ドノヴァン”は好きなアーティストで1969年発表のアルバム”Open Road / オープン・ロード”が特に好きで、1969年から1970年台までのアルバムを一時期レコード、CDで集めていました。でも、イギリスのディランと呼ばれていた頃のアルバムはそれほどではなく、1stと2ndはCDは持っていません。しかも知らない間に廃盤になっていました。

 最近話題になることもないのでちょっぴり寂しいです。


 

 

厄払い

 ここのところ「腰が痛いのが治らなかったり」、「財布を落としたり」、「突然パソコンのプリンターが壊れたり」とか、良くないことが多かったので厄払いに行ってきました。

 昔から厄年などにお祓いをしてもらっている”多井畑厄神さん”、多井畑厄除八幡宮へ。”厄除大祭”の時期ではないので参拝者は少なく”ご祈祷”も私だけでした。”ごきとう”の間、心地良いひんやりとした空気で気持ちが落ち着く感じでした。

 これで、悪いものが落ちていい毎日を送りたいものです。

 この三連休は外出を控えていましたので、天気も良くちょっとしたお出かけでもありましたが、新型コロナウイルスの影響はここにもあって”手水舍”に柄杓が無くなっていましたし、境内ではマスク着用になっていました。

 はやく元どおりの世の中に戻って欲しいなと思う次第です。

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Jerry Garcia / Garcia Live Vol 14 秀逸な音盤(その9)

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 ”Jerry Garcia / Grateful Dead”は働き者である。

 ”グレイトフル・デッド”は1965年の結成から1995年に”ジェリー・ガルシア”が亡くなるまでに2,314回の公演を行なっています。"Dead Base"によると、このCDが録音された1986年は46回デッドで35回ジェリー名義でライブを行っています。

 このアルバムはいわゆる発掘ライブ音源シリーズで2013年に1枚目が出て今回が14枚目、初めてのアコースティック、ジョン・カーン(ベース)とのデュオ・ライブです。会場は有名なニュー・ヨークのライブ・ハウス”Riz / リッツ”。ジェリーはソロやバンド名義でデッドの活動の合間にアコースティックやエレクトリックでライブをしています。

 ジェリーのアコースティック・ライブは彼の原点でもあるフォーク、ブルース、ブルーグラス色があって心地良いです。ジェリーのソロやデッド、ディランのカバー曲など織り交ぜていて、私の好きな"Friend of The Devil"を演奏しています。ジェリーの歌が心に染みます。ラストは"Leadbelly / レッドベリー”で有名な”Goodnight Irene / グッドナイト・アイリーン”で締めます。

 "グレイトフル・デッド"はテーパー・セクション、いわゆるライブの録音のための場所を提供していたことで有名ですし、そのためライブのオーディエンス録音がファンの間で出回っていますが、ジェリーのソロは録音が禁止なのでデッドほどライブ音源が出回っていません。なので、いろんな形でライブ音源を出してもらえるのは嬉しいです。

 ちなみにオフィシャル・ホームページで購入すると翌日28日のライブのボーナスCD(写真)が付いてきます。こういう特典があるから、少々送料が高くなりますがオフィシャル・ホームページから購入してしまいますね。

やっぱり、いい!国宝”姫路城”

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 先日、姫路城に行ってきました。前回が学生時代ですから、よく考えると30数年ぶりです。正確に言うと”天守閣に登った”のがですが。

 これまで、桜の季節に花見とか隣の”好古園”には行っていましたが、”世界遺産”になったり、”インバウンド”とかで国内外、特に外国人観光客が多く押し寄せるようになってから入場するのに”1時間待ち”以上になっていましたから、天守閣入城を諦めていました。

 今回は”コロナ禍”を逆手にとって、連休明けで開城後早く空いてるに違いない時間帯に”天守閣”登頂を狙って姫路城に行きました。

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 予想通り私たち以外の人は少なく、時代劇でおなじみの場所も誰もいない状態で撮影もできました。天守閣最上階からの眺めも素晴らしかったです。天守閣を登って汗をかいても、外からの涼しい風が心地よかったです。天気も晴天、まさに秋の観光シーズン!遠くの方じゃなくて、近くの方是非行きましょう!お城好きなら尚更です(1時間半〜2時間コースです)。

 NOT GO TO !  BUT GO TO HIMEJI-JYO !!

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