Peter Green / In The Skies (秀逸な音盤その7)

 

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 7月25日に”Peter Green / ピーター・グリーン”が73歳で亡くなったそう。

 エリック・クラプトンに代り、ブルース・ブレイカーズにギタリストとして加わり、その後メンバーだったミック・フリートウッドと”Fleetwood Mac / フリートウッド・マック”を結成しました。そのギタープレイはエリック・クラプトンの”神”に対して”Grenn God / 緑神”とも呼ばれたりしました。ピーター・グリーン在籍時のマックはブルース・ロックです。後に”Rumours / 噂”などで大ヒットを出すスティーヴィー・ニックスリンジー・バッキンガム在籍時のAOR風とは全く違います(それはそれで好きですが)。

 初期のメンバーにはピーターのほか、ジェレミー・スペンサーダニー・カーワンがギタリストとしてメンバーにいて、それぞれ異なるプレイ・スタイルで魅せます。

 写真のアルバムはピーター・グリーンフリートウッド・マック脱退後、ドラッグの後遺症による精神疾患での活動休止後の1979年に発表されたソロ・アルバムです。全体的に穏やかな感じです。ピーターの流れるようなギター・ソロは気持ちいいです。このアナログ盤は名前にかけてグリーン・ビニールも発売されています。ピーター・グリーンといえば、フリートウッド・マック在籍時のヒット曲、”アルバトロス”やブルースゴリゴリの”ストップ・メッシンアラウンド”、またファースト・ソロ・アルバム"The End Of The Game"が語られがちですが、このアルバムも聴いて欲しいと思います。たまに引っ張り出して聴きます。

 90年代から本格的に復帰して活動を行い、アルバム制作やライブ活動も積極的に行なっていました。1999年には来日公演も行なっています。最近、情報がないなと思っていたところの訃報でした。

 初期の”ブルー・ホライゾン・レーベル”で発表のアルバムやピーター在籍最後の”Then Play On / ゼン・プレイ・オン”は是非聴いてください。”Oh Well / オー・ウェル”のギター・プレイは大好きです。90年代のスプリンター・グループ名義のアルバムも個人的に好きです。