Jerry Garcia / Garcia Live Vol 14 秀逸な音盤(その9)

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 ”Jerry Garcia / Grateful Dead”は働き者である。

 ”グレイトフル・デッド”は1965年の結成から1995年に”ジェリー・ガルシア”が亡くなるまでに2,314回の公演を行なっています。"Dead Base"によると、このCDが録音された1986年は46回デッドで35回ジェリー名義でライブを行っています。

 このアルバムはいわゆる発掘ライブ音源シリーズで2013年に1枚目が出て今回が14枚目、初めてのアコースティック、ジョン・カーン(ベース)とのデュオ・ライブです。会場は有名なニュー・ヨークのライブ・ハウス”Riz / リッツ”。ジェリーはソロやバンド名義でデッドの活動の合間にアコースティックやエレクトリックでライブをしています。

 ジェリーのアコースティック・ライブは彼の原点でもあるフォーク、ブルース、ブルーグラス色があって心地良いです。ジェリーのソロやデッド、ディランのカバー曲など織り交ぜていて、私の好きな"Friend of The Devil"を演奏しています。ジェリーの歌が心に染みます。ラストは"Leadbelly / レッドベリー”で有名な”Goodnight Irene / グッドナイト・アイリーン”で締めます。

 "グレイトフル・デッド"はテーパー・セクション、いわゆるライブの録音のための場所を提供していたことで有名ですし、そのためライブのオーディエンス録音がファンの間で出回っていますが、ジェリーのソロは録音が禁止なのでデッドほどライブ音源が出回っていません。なので、いろんな形でライブ音源を出してもらえるのは嬉しいです。

 ちなみにオフィシャル・ホームページで購入すると翌日28日のライブのボーナスCD(写真)が付いてきます。こういう特典があるから、少々送料が高くなりますがオフィシャル・ホームページから購入してしまいますね。