ライブ・ビデオは苦手です

 今でもCDやレコードは結構な量を購入していますが、音楽ソフト(DVD・Blu-ray)はそれほどではありません。なぜかというと、映像が苦手だからです。映画はそうでもないのですが、音楽のライブ・ビデオとかは最初から最後まで見続けるのが難しいのです。途中で眠くなって寝てしまったり、途中でまだ終わらないかなと思ってしまうこともあります。集中力が最後まで続かないのです。

 コンサートを観に行ったらそんなことはないのですが、音楽ビデオはどうしてもそうなってしまいます。ちゃんとテレビにもAVアンプとスピーカーを接続して鳴らしていますから、オーディオ的にシステムが劣っているという訳ではないですし。

 ビデオの場合、アップ映像もあることでアーティストの動きや演奏方法など、音だけでわからないことがいろいろわかります。ライブなら会場によってはアーティストが米粒になることもよくあるし、テレビの方がステージのスクリーンを見るよりか良く見えますから。

 ビデオの方がアーティストがよく見えていいはずなのですが、画面がある反面、音に対する集中力が減ってしまうのか、生ライブと違って同じ時間・場所を共有していないことによる映像に入り込めないことが原因でしょうか?

 さて、写真の”NIRVANA”の”LIVE AT READING”ですが、CDとDVDがセットになっているものを所有しています。1992年の”レディング・フェスティバル”でのライブをそのままパッケージ化したものです。フェスティバルのトリで出演した時の映像で、カートが病人のふりをして車椅子に乗って登場したことが有名な公演で、そのシーンは映像で見ることができます。

 先に映像を見たのでその時には気が付きませんでしたが、CDで聴くとカートのギターの音がすごく良い音で録られていて、いいのです。この時のバンドはカート、クリス、デイブの3人だけですが、野外フェスでこの音を出しているのはさすがというしかありません。活動期間も短く、不幸な形でバンドが終わってしまったため、バンドは伝説化していますが、これを聴くとやっぱり特別なバンドだったんだなと思わずにいられません。

 今はCDとDVDは別売になっているようです。ライブを通しで収録していますので、映像でたまにあるブツ切れ編集が嫌な方にはオススメです。動いている彼らの姿を見ることができる貴重なアイテムです。

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