Donovan / Catch The Wind 秀逸な音盤(その10)

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”Donovan / ドノヴァン”の1stアルバムのUS盤。

 写真が裏焼きになっていたことが有名?なアルバムですね。

 左が右利きStereo盤、右が左利きMono盤。一応右の左利きがミスプリント初盤で、左の右利きが修正後の正しいジャケットになります。

 この頃のイギリスのアーティストのアメリカ盤はイギリス盤と全然違うことが多かったのですが(The Beatlesが有名ですね)、このアルバムはイギリス盤のタイトルが"What's Bin Did And What's Bin Hid"でアメリカ盤はヒット曲の"Catch The Wind"となっていますが、収録曲が本国イギリス盤と同じでジャケットも同じ写真が使われていてデザインがちょっと違うだけになっています。

 この後のアルバムは基本的にイギリス盤とアメリカ盤それぞれ違う形でアルバムが発売されていきます。タイトルは同じでジャケットと内容が違うとか、どちらかしか発売されていないや両方同じ物が発売とかあります。1972年の”Cosmic Wheels / コズミック・ホイール”からは英米同じアルバムがリリースになります。ちなみに日本オンリーのライブ盤もありますが、未だにCD化されていません。

 ”ドノヴァン”は好きなアーティストで1969年発表のアルバム”Open Road / オープン・ロード”が特に好きで、1969年から1970年台までのアルバムを一時期レコード、CDで集めていました。でも、イギリスのディランと呼ばれていた頃のアルバムはそれほどではなく、1stと2ndはCDは持っていません。しかも知らない間に廃盤になっていました。

 最近話題になることもないのでちょっぴり寂しいです。